京都の映画文化と歴史

第20回 京都の映画関連イベント

 映画100年の歴史を刻む京都では、様々な映画関連イベントが毎年のように行われています。

京都の映画関連イベント
場所:市内各所

■「京都映画祭」
  平成9年度から隔年で、秋に1週間程度、毎回テーマを設けて市内の映画館等で開催されています。その内容は"京都から世界へ映画文化の発信"であり、主に京都で製作された作品を中心とする作品の上映活動や、それに伴うゲスト・トーク、各回のテーマに沿ったシンポジウム、更に歴史ある「牧野省三賞」を始めとする映画人の顕彰事業から成っています。

  第1回以降の各回のテーマは、「特集 阪妻百年」「京都から世界へ チャンバラ映画」「京都に咲いた花−女優特集−」「京都・映画100年−マキノ映画誕生100年・徹底特集−」「戦国と幕末のヒーローたち 時代劇が描いた歴史」など、京都映画の歴史をしっかりと踏まえたものになっており、京都と映画の深い関わりを知ることが出来ます。
(公式HP:http://www.kyoto-filmfes.jp/
■「京都太秦シネマフェスティバル」
  かつて"日本のハリウッド"と呼ばれた「映画のまち・太秦」の魅力を再発見するため、毎年秋に行われています。
  あらゆる戦国キャラクターを中心とする歴史コンテンツが東映太秦映画村に集結する「太秦戦国祭り」。世界中の短編インディーズ映画を上映する「京都国際インディーズ映画祭」。ロケ地巡りや撮影所見学を行う「シネマウォーク」など多彩なイベントが行われます。
  中でも、東映京都撮影所や東映太秦映画村を利用して映画製作のプロを先生役に小学生と中学生が映画づくりを体験する「体験!キッズ・シネマスタジオ」は、京都ならではのワークショップとなっています。
(公式HP:http://www.uzumasa-cinema.net/

  映画都市・京都ではその他様々な映画、映像のイベントが行われています。インターネットで探してみてください。これらのイベントを通して京都の映画文化の魅力を体験してみるのも楽しいのではないでしょうか。
コラム
  牧野省三賞は、日本映画の父と呼ばれた牧野省三の遺徳を偲び、日本映画の創造と発展に寄与した後進映画人を表彰する目的で、1958年に「マキノ省三先生顕彰会」によって創設されました。第1回から19回迄は当時開催されていた京都市民映画祭の場で選考・表彰が行われていましたが、1977年に同映画祭が中止となった為、東映太秦映画村がこの行事を継続。そして更に1999年以降は京都映画祭がその事業を引継いでいます。1958年の第一回受賞者は片岡千恵蔵。以降俳優17名、監督15名、脚本家5名、製作者5名、撮影監督2名、照明技師1名、美術1名、映画評論家1名の、受賞者47名(2名受賞の年もある)に及びます。