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京都の一大観光地"嵐山"。そして嵐山から少し足を伸ばすと、日常の喧騒を離れた"奥嵯峨"へ。ここは、観光を楽しみながら同時に心の安らぎも得られる映画ゆかりの地です。
嵐山から奥嵯峨に見る映画の地
場所:右京区嵯峨天龍寺〜嵯峨鳥居本【とりいもと】
渡月橋を挟んで下流は桂川、上流は大堰川と呼ばれています。桂川の河原もさることながら、大堰川の両岸でも、間近に迫る小倉山と嵐山の景観を活かして度々撮影が行われてきました。(『序の舞』(1984年/東映/中島貞夫監督)等)
嵐電の嵐山駅前近くには「京都嵐山 美空ひばり座」があります。昭和の大スター、美空ひばり(1937-89)の記念館です。
彼女は30年間も歌謡界に君臨しつづけた一方で、映画への出演も160本に及んでいます。この記念館ではそうした歌手や女優としての美空ひばりはもちろん、激動の昭和という時代や家庭人としての彼女を、貴重な展示品や楽しい仕掛け、様々な映像で知ることができます。
(公式HP:http://www.misorahibariza.jp/)
![]() <『制覇』(1982年/東映/中島貞夫監督/三船敏郎・岡田茉莉子出演)> |
臨済宗天龍寺派、大本山の名刹「天龍寺」。こちらも古くから映画のロケ地としてお馴染みの場所です。広大な寺領を有しており、本山の美しい庭園は三船敏郎・岡田茉莉子出演の『制覇』でも登場し、見事な紅葉で有名な塔頭の「宝厳院【ほうごんいん】」も江戸時代から名園と謳われ、数々の場面がフィルムに収められてきました。 さて、天龍寺より北西へ向うと、静けさの漂う"奥嵯峨"へ足を踏み入れます。 |
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| 鬱蒼とした竹林を進んで行くと、小倉山の山麓にあるのは「大河内山荘庭園」。大正の無声映画時代から戦後まで活躍した時代劇の大スター、大河内傳次郎(1898-1962)の別荘だった所です。こちらは日本の伝統的な建築物や様々な植物、保津川等の景観が望める回遊式借景庭園となっています。 園内には「大河内傳次郎記念館」も併設されており、映像やパネル、貴重な遺品などの展示と共に彼の足跡を知ることができます。 大河内山荘からさらに奥へと足を進めると静かな趣きの寺社が点在しています。その風情は映画人にも愛されてきました。 小倉山の山腹斜面にある「常寂光寺」。境内奥まで行くと見晴らしもよく、塀のない境内は秋になると全体が紅葉に包まれ、正に常寂光土の観がある絶好のロケーションとなります。(『美しさと哀しみと』(1965年/松竹/篠田正浩監督)、『時雨の記』(1998年/東映/澤井信一郎監督/渡哲也・吉永小百合出演)等)。 そして、剣戟【けんげき】王・阪東妻三郎の眠る「二尊院」は、山門からつづく石畳の参道、鬱蒼とした古木に覆われた裏手の墓地等が、幾度となくスクリーンに登場しました。(『炎上』(1958年/大映/市川崑監督)、『薄桜記』(1959年/大映/森一生監督)等) なお、阪東妻三郎の本名の姓は田村。そう、俳優の田村高廣、正和、亮は、彼の子息です。 |
![]() <大河内山荘庭園> ●庭園公開時間 年中無休、午前9時〜午後5時 ●入山料金〔抹茶・菓子付き〕 大人1,000円、中・小学生500円 |
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清滝街道へ抜ける道の手前にあるのは「化野(あだしの)念仏寺」。約8,000体の無縁仏の石像が立ち並び、無常観を漂わせています。 | ||
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